丁半博打

遊び方の流れ

1.壺振り「壺を被せて壺被ります!」

壺振りはサイコロを入れた壺を伏せます。
次に伏せた状態の壺を前後に押し引きする動作を3回行います。
これによりサイコロは転がり、中の数字がわからなくなります。

2.コマ札を配置します。

「どっちも」の掛け声で賭けの始まりです。
出目の合計が偶数であれば丁(丁度の「丁」)、奇数であれば半(半端の「半」)へ賭けます。
盆切れの役職側半分が「丁」、客側半分が「半」に賭ける場所になります。

3.丁半共に同数賭けられていることを確認し、壺を開き、出目が明らかになります。

この時の出目の値で決着を付けます。

4.出目を確認し配当を行います。

以上の4つの流れを繰り返します。
具体的には以下のような掛け声を使って行います。
客はコマ札を置きます。
中盆「半方(丁方)ないか」
客が丁に賭けている数が多い場合に半に賭けるよう促します。
丁、半の調整がとれたところで出目を明らかにします。
壺振りの掛け声で出目のを明らかにします。
出目に応じて配当分与が行われます。

配当について

丁半の配当についてですが、先にも記述したように基本的には賭けの調整をした上で出目の開示となります。
勝利者については単純に掛け金の倍額が返ってきます。
コマ札での配当は2倍と言えますが、現金をコマ札に交換する際に手数料が発生します。

丁半のコツ

ここで丁半のコツについて教えちゃいます!
コツと言いましても偶数、奇数を当てる遊びである為、確率は50%です。
サイコロは6面で2つ使用するので出目のパターンとしては、
6×6=36パターン 存在しますが、
丁のパターンは12パターン、半のパターンは9パターンなのです。
パターンの数は”12丁9半”と覚えてください。
この呼び方だけみると丁の方が多く見えますが、先に述べましたように出る確率は50%です。

出目の名称について

サイコロは6面で2つ使用するので出目のパターンとしては、
6×6=36パターン 存在します。

ただし、
1つ目のサイコロの出目が1、2の目のサイコロの出目が2 合計3
1つ目のサイコロの出目が2、2の目のサイコロの出目が1 合計3
このような出目の場合呼び方は1つとなります。

先で説明したように丁のパターンは12パターン、半のパターンは9パターン”12丁9半”となるのはこの為です。

ゾロ目(両方のサイコロが同じ数)の場合は全て丁になります。
これが丁の呼び方が多い理由ですね。

それでは以下に12丁9半の呼び方を記述します。

用語について

壺…サイコロを入れる容器
壺振り…サイコロを振る人
中盆…ゲームの進行を行う人
客…実際に賭けを行うプレイヤー
盆切れ…客と役職者の3名を挟む位置に配置する敷物(賭けはこの上で行う)
コマ札…賭け際に使用する札
丁…サイコロの出目が偶数であることを指す
半…サイコロの出目が奇数であることを指す
胴元…丁半の主催者
寺銭…場所を提供する胴元へ支払われる金銭のこと